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CFRPを使ってみたいけど、どんな材料かわからない。
新しい材料を使うときは、誰しも不安なものです。それがどこの国の素材で、どうやって作られて、どのように機械加工されて、そして部品として製品へ組み込むことが出来るのか・・・。
百聞は一見にしかず、一度ACMへ見学に来ませんか。
ACMでは開発工程のほぼすべてを開示しています。
CFRPメーカーで製造現場を見せるところはほとんどありません。しかし、ACMでは週に何組ものお客様が来社し、工場を見学しています。お客様との契約上お見せ出来ないものを除き、工程のほぼ全てを開示しています。それはなぜでしょうか。
ACMは、「お客様にCFRPを正しく理解して使ってほしい」と考えているからです。材料そのものの理解を深めてもらうことで、その特性を生かした製品開発へつながります。逆に言うと、CFRPを正しく理解せずに設計した製品は、CFRPの性能を十分に発揮出来ていない可能性が高いのです。
工場見学では、CFRPの素材に直接触ったり、加工現場を目の前で見たり、サンプルを並べながら比較したりして、CFRPに関するアイデアの引き出しを増やすことが出来ます。特に、CFRPの設計を検討されている方や、自社製品にCFRPの採用をお考えの方は、材料に対する疑問や不安を解消するためにも、ぜひ一度その目で直接CFRPが作られているところをご覧下さい。
「CFRPっていろいろあるんですね!」
「CFRPってこんな風に作るんですね!」
「CFRPって思ってたのと全然違いますね!」
そう言って満足そうに帰られるお客様を見ると、私たちも嬉しいです。CFRPという何だかよくわからなかった材料が、少しでも身近になるよう、これからも積極的に皆様を工場へご案内いたします。
工場見学をご希望の方は、お電話・FAXまたはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談下さい。
ご注意
安全のため、誠に恐れ入りますが高校生以下のご見学はお断りしております。
また、都合によりご見学を承れない場合もございますので、あらかじめご了承下さい。
多方向へ繊維強化すると、擬似的な等方性材料となりますが、その分一方向に発現する強度は低くなります。反対に、一方向へ繊維強化すると極めて高い強度は得られますが、強化した方向以外の引張強度は低く、設計時に注意が必要です。
2002年7月 | 有限会社エーシーエムを横浜市都筑区川和町369に設立 CFRPの材料設計・成形業務を開始 |
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2004年4月 | 横浜市都筑区川和町628-2に工場移転(工場床面積300㎡) 機械加工充実のため、大型マシニングセンタを導入 設計・成形・加工・組立の社内一貫工程を確立 |
2004年7月 | 株式会社エーシーエムに改組 |
2006年5月 | 横浜市都筑区川和町638に新社屋完成 本社・工場を移転 横浜市都筑区川和町628-2を第二工場として操業継続 マシニングセンタ4台を新規導入 |
2007年6月 | 三次元測定機を導入 |
2008年10月 | 本社工場(工場床面積1800㎡)竣工 |
2009年4月 | 資本金4000万円に増資 |
2012年11月 | ISO9001認証取得 |
2014年4月 | 大型オーブン1台を導入 |
代表取締役社長 稲垣 公弥
ACMは、Advanced Composite Materials(先端複合材料)を意味しています。
当社(ACM)は社名のとおり、お客様のニーズを満たす「先端複合材料」をご提供する会社です。
特に、炭素繊維の優れた特性を生かしたプラスチック製品を中心とした複合材料を、設計から成形、機械加工、接合・組立までの一貫したサービスで、お客様に満足して頂ける製品としてお届けするのが当社の基本的な使命と位置づけています。
創立は2002年と若い会社ですが、中心となる社員は30年以上にわたり先端複合材料に携わってきた者たちです。
炭素繊維の用途開発の歴史とともに歩んできたなか、多くのお客様のお手伝いをさせて頂いたことで、当社の製品の品質作りに必要な基本的思想と技術を学ばせて頂きました。
当社は、今後更なる用途拡大が期待される先端複合材料の魅力をご理解いただき、お客様の事業展開のお役に立つことにより、一緒に発展させて頂くことを目標とします。
大型熱風オーブン4台(Max.300℃)、オートクレーブ1台
マシニングセンタ 10台
大板用切断機 2台
最大加工長:3800mm
弊社は金属部品のカタログ販売が中心ですが、お客様の多様なニーズに対応するなかで、新たな研究開発素材としてCFRPに着目しました。どこか開発協力をしてくれる良いメーカーがないか探していたところ、展示会でACMと出会いました。その後、弊社お取引先からもACMを知っているということで紹介してもらい、お付き合いが始まりました。
金属とは全く違う考え方をする材料なので、開発課題はたくさんありますが、ACMは試作開発の細かい要求にも丁寧に対応してくれて、とても助かっています。こちらのやりたいことに対して、どうしたら達成できるかを提案してくれるので、安心してCFRPの製品開発を進めることが出来ます。完成品の品質も高く、とても満足しています。
CFRPは超高級品とまではいいませんが、汎用品に比べるとまだまだ値段が高いのが難点です。しかしそれでも、素材独自の魅力があって、そのブランド力に夢を感じています。開発というのは、受注側・発注側という垣根を越えて、互いに持つ知識と技術を共有し、協力し合える関係を築くのが一番大切だと考えています。ACMはそれに答えてくれる力があるので、これからも弊社カタログに掲載出来るCFRP製品を目指して、一緒に開発を続けていきたいと思います。
私は超高感度磁気センサー(SQUID)を使ったシステム作りを担当しています。具体的には、金属資源探査、石油生産モニタリング、地震検知装置など、様々な分野でのシステムの開発を行っています。その高感度センサーを収納する外装容器としてCFRPを採用しようと思いました。理由は、軽くて強いことはもちろんですが、金属に比べて誘導電流の発生が少ないことと、計測に必要な周波数帯域において周波数依存の影響を与えないことが重要でした。セラミックで製作をしましたが、割れやすいため運搬時に破損するリスクを常に抱えていました。CFRPに替えてから持ち運びがとても楽になりました。
ACMとは展示会で出会いました。ブースで初めて話したときに、「やったことのないことにチャレンジしてみよう」という意欲を感じ、こちらの熱意に答えてくれると確信しました。作りたいものに対する互いの情熱に温度差があると、ものづくりはなかなかうまくいきません。ほかのメーカーでは出会うことのなかったACM担当者のやる気と向上心を見て、これなら同じ方向を目指してものが作れると思い、お願いすることにしました。
製品はまだ開発段階なので、100%合格の品質とはいえませんが、今後開発を進めていくなかで改善されていけばよいと考えています。これまでに実績のないものを作っていますので、上手くいかないのは当たり前です。ACMは出来ないことや失敗したことをごまかさないところが信用出来ると思います。何でもオープンに話し合える関係は、この先技術開発を進めていく上でとても大切なことです。
私はコンシューマー商品の設計・開発を担当しています。CFRPを採用した理由は、軽くてかつ強度と剛性があるので、可動部品の大型化が可能と考えたからです。ACMとは展示会で出会ったのですが、従来にない部品開発を進めたいという弊社の熱意を受け取っていただけたので、お願いしようと思いました。
ACMはどんな要求にも柔軟に対応してくれて、小さなことでも相談しやすいです。フットワークが軽くて小回りが利く、という感じです。弊社の部品は少量多品種なため、小ロットでも対応してくれることが一番助かっています。しかも短納期対応もしてくれるので、新製品開発に求められるスピードを失うことなく、共に技術開発を進めていける大事なパートナーとして、これからも長くお付き合いしていけそうです。
私はエンジニア業務を担当しており、主に機器設計や、その工事・試運転指導・立会いなどを行っています。担当したロボットハンドの軽量化が課題となり、同僚からACMを紹介してもらったことでお付き合いが始まりました。
ACMは、設計に対して前向きに取り組んでいただけるところや、無理難題に対しても解決案を一緒に考えてくれるところに好感を持っています。また、不具合が発生した場合の対応も迅速で、夜間に対応していただいたこともあり、大変感謝しています。
ほかのCFRPメーカーとお付き合いしたことはありませんが、これまでの対応を考えると、正直他社でここまで出来るところはないと思いますので、今後とも一緒に開発していただきたいと考えています。