こんにちは。今日は入学式の日でしょうか。ACMの近所の桜は徐々に咲く気配を見せておりますが、お花見をするためにはもう少し時間がかかりそうです。
さて今日は、「フランス出張その3 積層の自動化」というお話です。
CFRPの材料となるプリプレグを積層する場合、通常はシート状のものを人の手で一枚一枚重ねていくゆえ、時間がかかりかつ積層する繊維方向によっては材料の歩留まりが悪く(つまり捨てる部分が多くなってしまう)、コスト低減が難しいです。
これを解決するため、テープ状のプリプレグを任意の形状や方向に配置出来る自動積層技術が発達し、JEC Europeでは様々なブースで自動積層の機械および成形品が出展されておりました。いわゆるATL(Automated Tape Laying)やAFP(Automated Fiber Placement)というものです。
Fokker社のファイバープレイスメント。
超音波を熱源とし、熱可塑性樹脂のプリプレグを積層していくそうです。
MAG社のInlet Duct。説明書きによると、こちらは3.2mm幅(1/8インチ)の熱硬化性(エポキシ樹脂)プリプレグを使用したそうです。
いつも手作業しか見ない我々からすると、効率よく自動で多方向に繊維を配置していく技術はとても新鮮でした。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
「CFRP 加工」のエーシーエム
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