こんにちは。横浜は今日もまた雨で、冷え込んでいます。営業部のメンバーもいつの間にか長袖に作業服の上着を羽織るようになりました。
さて今日は、「CFRP製品の機械加工について」というお話です。
弊社HP内「CFRP製品 機械加工例」でもご紹介していますが、CFRPは金属と同様に機械加工を施すことが出来ます。写真は、弊社工場で成形・加工したサンプルです。ザグリ加工した部分は、表層のクロス模様ではなく内層のUD(一方向)材が現れています。先日ちょうどお話した「プリプレグの製品形態について」に登場した織物プリプレグとUDプリプレグが積層されて、CFRP製品が出来ているのがわかります。
CFRP製品に穴加工はもちろん、直接タップを切ることも出来ます。
ねじの着脱がある製品には、ヘリサートを挿入することも可能です。
そのほか、板厚が薄く、ねじのために十分なタップ深さが取れない製品の場合は、ナットサート加工もすることが出来ます。詳細は「CFRP製品 機械加工例」をご覧下さい。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
「
CFRP 加工」のエーシーエム
こんにちは。今日は雨が降り続いて嫌な天気ですね。
さて今日は、「プリプレグの製品形態について」です。
プリプレグは、炭素繊維に樹脂を含浸させたシート状のものです。これを適当なサイズに切って重ねて熱をかけることでCFRP製品が成形されます。
そのプリプレグですが、弊社で主に使う製品形態のひとつは「織物」プリプレグです。みなさんがカーボンというと頭に思い浮かべる柄ではないでしょうか。実際、製品の表層に配置されることが多いです。
もうひとつは「一方向」プリプレグです。UD(ユーディー)プリプレグとも呼びます。強度や剛性などの性能を出すために欠かせないものです。
これらのプリプレグは更に、使われる炭素繊維や樹脂の種類によって品種が分かれます。 作る品物によって適切なプリプレグを選び、お客様の製品設計のお手伝いをするのが弊社の仕事でもあります。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
「
CFRP 加工」のエーシーエム
お久しぶりです。間もなく10月ですが、ようやくACMの花壇はヒマワリが満開になりました。今年は随分とのんびりした夏のようです。
さて今日は、「CFRP製ものさし」のお話です。
CFRPの物性比較にもあるように、CFRPは3ppm以下という低熱膨張率のため寸法安定性に優れています。つまり、温度変化による伸び縮みが少ない製品を作ることが出来ます。
以前、ACMでは社内用にものさしを製作しました。写真は、30cmと15cmのものさしです。
目盛は印刷ではなく、マシンで彫り込んでからインクを入れてあります。
社名もしっかりとここに。
CFRPは温度変化による伸び縮みが少ない、つまり夏でも冬でも寸法の狂いが小さいものさしになります。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
「
CFRP 加工」のエーシーエム
ごぶさたしております。昨日は夏の陽気でしたが、今日は涼しくて過ごしやすいですね。弊社では体調を崩す人が続いているのでちょっと心配です・・・。
さて今日は、「CFRP名刺誕生」というお話です。
弊社事業開発部長は、名刺交換の際にCFRP板のサンプルをお渡しすることがあります。ちょうど名刺サイズで、受け取ったお客様はたいてい「おぉーっ!」と興味深そうに眺めていたりします。
そしてお客様は一言こういうのです。
「CFRPの名刺があったら格好良いのにねぇ。」
確かに・・・。
というわけで、工場にお願いして作ってもらいました!
シルク印刷ではなく、彫り込んでインクを入れてあるので手間がかかっております。
残念ながらまだ数枚しかないので、皆様にお配りすることは出来ないのですが、
今度お会いしたときに「ブログ見ましたよ!」と言っていただいたお客様には
差し上げるチャンスがあるかもしれません・・・先着順なのであしからず!
こんにちは。8月も終わりになり、少しずつ涼しくなってきましたね。でも弊社のヒマワリ(背の高い方)はまだ花が開きません・・・なぜか先にコスモスが咲いてしまいました。
さて、今日は「軽量化のメリットとは?」というお話です。
「軽量化でコスト削減」の回と似た話になりますが、材料の軽量化をすることに果たしてどんないいことがあるのか・・・という話を先日工場長としました。
工場長はやはり「現場の作業性が向上することで、製品のコスト削減につながる」ことを挙げていました。重い製品の場合、持ち運びするのにいちいちクレーンを使ったり、何人もの手を使わなければいけなかったりと、作業に何かと時間がかかります。
作業に時間がかかるということは、それだけ製品を作ることにも時間がかかり、コストがかかる原因になります。時間が勝負となる量産品の場合、作業の効率化が非常に重要です。
そういえば、先日納品に行ったとある会社では「CFRP製品にしたおかげで筋肉痛になる社員がいなくなりました」とおっしゃっていました。CFRPで軽量化した結果、重い製品を取り付けする作業から開放されて、現場の人も大喜びですね。
今回は人とCFRPの話でしたが、マシンとCFRPの話に持ち込めば、軽量化した分動力が小さくて済むという利点が挙げられます。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
「
CFRP 加工」のエーシーエム
こんにちは。徐々に涼しくなってきましたね。8月も下旬に入り、そろそろ夏も終わりでしょうか。
さて今日は、「CFRPに関して気をつけなければいけないこと」というお話です。
軽量・高強度・高剛性といいことづくめのようなCFRPですが、鉄やアルミに比べて忘れがちなことがあります。それは、「異方性材料のため、x、y、z全ての方向に同じ性質を出すのは難しい」ということです。
もちろん要求があれば、プリプレグの組み合わせによって擬似的な等方性材料を作ることは出来るのですが、どの方向にも全く同じ機械的性質を持たせるのは極めて難しいです。
ところで、製品を設計する際に「長手方向もその直角方向も厚み方向も全部強くしたい!」とおっしゃるお客様が多いのは事実です。しかし、CFRPは、ある一定の方向へ強度や剛性を持たせ、必要のない箇所には過剰な強度・剛性を持たせないという作り方でコストの最適化を図りますので、過剰な性能を持たせることはコストの増加につながります。ぜひとも本当に必要な強度や剛性はどの方向かをじっくり検討していただきたいと思います。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
「
CFRP 加工」のエーシーエム
お久しぶりです、お盆休みはいかがお過ごしでしたか?私はとある合宿で、2日間炎天下で過ごしたために、鼻だけ焼けてしまいました・・・汗を拭いたらそこだけ日焼け止めがとれてしまったようです。
さて、今日は「続々採用のCFRP」というお話です。
先日サッカーショップでカーボンファイバー採用超軽量モデルのシューズを見かけました。どうやらアウトソールにカーボンプレートを使っているようです。軽量性・反発性に優れているとのことなので、今度試着して比べてみようかと思います。
ただ、CFRP以外にも最新技術を駆使した超有名選手モデルだからか、一般的なサッカーシューズの数倍はするお値段でした・・・カーボンソールが普及していつか気軽に買える日も来るのでしょうか。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
「
CFRP 加工」のエーシーエム
こんにちは。最近は雨やら地震やらで心配な日が続きますね。弊社は明後日からお盆休みですが、この状態だと旅行の見通しも立てられず、本当に困ったものです。
さて今日は、「目の字型パイプ」についてのお話です。
弊社が得意としている角パイプにも様々な種類があります。断面が口の字型のパイプはもちろん、日の字型、目の字型も製作しています。写真はその一例です。
同じような目の字型パイプでも、微妙に違うのが確認出来ますか?内側の角にRをつけたり、もしくは直角にしたり、全ての肉厚を同じにしたり・・・とお客様の細かな要求に応じられるのも、CFRP製品の特長です。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
「
CFRP 加工」のエーシーエム
ごぶさたしております。3連休はいかがお過ごしでしたか。
今日は「CFRP製家具の紹介」というお話です。
外観に織り目独特の美しさを持つCFRPは、家具の材料として採用されることもあります。特に、CFRPの特長である薄さ・軽さを追求した家具は、従来の材料からは達成出来ないほどのスリムなたたずまいでありながら、空間でその存在感をしっかりと放っているものです。
昨年の夏、弊社協力の下、F大使館に納められたダイニング用の家具は全長3400mm、張り出し部850mm、そして何と板の厚みはわずか14mmです。表面は3Kクロスで赤色クリア塗装を施し、和の雰囲気を醸し出しています。
(写真提供:ikeda様
F大使館大使公邸納品 創作カーボンikeda+ACM)
CFRP製家具といえば、弊社会議室にあるテーブルもそのひとつです。その他の製品ページからご覧いただくか、弊社へ足を運んでいただければ実際に触れることが出来ますよ。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
「
CFRP 加工」のエーシーエム
こんにちは。不況の影響で、金曜日が休みの会社も多いからか、いつもは忙しい弊社の電話とFAXも、今日は少々黙り気味です。弊社営業部は不況にも負けず、金曜も通常業務を行っておりますので、お問い合わせはお気軽にどうぞ!
さて、今日は「積層設計とは?」というお話です。
ACMではCFRPの加工だけでなく、設計から組立までの一貫した作業を請け負うことで、高性能な設計を目指すお客様のお手伝いをしております。その「設計」には、材料の積層を設計するという事も含まれます。具体的には、
1.どのようなプリプレグを使うか(どのような強度の繊維を使うか)
2.どのような繊維方向にプリプレグを重ねるか
3.どのような順番でプリプレグを重ねるか
を検討する事です。
その検討をするにあたっては、製品の厚みだけでなく、必要な強度や剛性を知ることが重要です。ですから、弊社ではお客様へ必ず「製品がどのような用途に使われるか」をお聞きします。言い換えれば、情報が製品寸法だけでは、お客様にとってふさわしいCFRP製品を提案出来ない可能性が高いのです。
複合材料の良さを引き出すためには、材料設計が非常に大切です。重量を軽くするために穴を開ける(肉を盗むと言いましたね)、強度を補うためにリブを立てる、という従来の金属からくる発想を捨て、 お客様と一緒に一から材料設計をすることが、まだ世の中にはないスマートな製品を生み出すチャンスであり、ひいてはCFRP製品の良さを皆様に理解していただける一歩であると考えております。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
「
CFRP 加工」のエーシーエム