CFRPとGFRPの併用

こんにちは。最近営業部では、ホームページからの問い合わせが急激に増えているのですが、驚いたことに、その中にはこのブログ「マイのマイニチ」に関する問い合わせもあります。本日もその問い合わせをいただき、私本人が対応させていただきました。

新米の覚え書きとして続いているブログではありますが、これからも読者の皆さんに少しでも有意義な情報を発信していければ幸いです。

さて、今日は「CFRPとGFRPの併用」に関するお話です。

最近のCFRP関連のニュースで、CFRPとGFRPのハイブリッド天板に関する記事を読みました。弊社でもCFRPとGFRPの併用は、積層設計時によく登場します。名前が似ていて紛らわしいですが、
CFRP:炭素繊維強化プラスチック
GFRP:ガラス繊維強化プラスチック
という強化材の違いがあります。

CFRPとGFRPを併用する利点は、
1.コストを抑える
(GFRPは比較的安価のため。)
2.絶縁材料としての利用
(CFRPは導電性材料なので、非導電性材料のGFRPを併用することで、絶縁部を作ることが出来る。)
などがあります。

弊社の積層設計では、お客様の用途によって相応しいCFRPやGFRPを組み合わせ、設計します。 お客様と「製品がどんな用途で使われるのか」を深く会話することで、最適な設計を提案し、最終的な製品への満足度を高められるよう日々努力しております。

CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。

炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
CFRP 加工」のエーシーエム

CFRPとアルミが仲良くなる日

こんにちは。しばらく天気の良くない日が続き、建物内はじめじめ蒸し暑くなってきました。気付いたらもう6月も終わりかけですね。

さて、今日は「CFRPとアルミが仲良くなる日」というお話です。

最近CFRPとアルミの接着に関するニュースが続いているようで、非常に興味があります。CFRPは「炭素繊維強化プラスチック」ですが、物性の比較対象は主に金属です。なかでも、アルミはCFRPとよく比較される金属のひとつでしょう。

そのライバル的存在ともいえるアルミとCFRPを接着して、これまでにない性能を引き出していくという挑戦・・・お互いに足りないものを補って、単体以上の成果を得る、という流れは人も材料も一緒ですね。

弊社会議室には、過去の製品サンプルがたくさんあります。このACMの歴史ともいえるべき品々の中には、なんとCFRPとアルミの一体成形品もあります。ご興味のある方は、ぜひ一度弊社へどうぞ。

訂正:弊社にあるサンプルは、CFRPと鉄の一体成形品でした。ここにお詫びして訂正いたします。
(2009.7.9)

CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。

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CFRP製航空機の修理とプリプレグ

こんにちは。最近ブログの更新が少なく、反省しております。忙しい中でも定期的に更新出来るよう努力していきますので、よろしくお願いします。

さて、今日は「CFRP製航空機の修理とプリプレグ」のお話です。

「Aircraft Technology, Engineering & Maintenance (ATE&M)」という雑誌のパリエアショー2009特別号において、CFRP製航空機の修理に関する記事が載っています(48~53ページ参照)。現在、
ATE&Mのホームページ>Current issue>READ Online Issue
から読むことが出来ますので、英文記事ではありますが、興味のある方はぜひ検索してご覧下さい。

記事内では、機体がCFRP製になったことで、従来と異なる修理法やその現状についていろいろ書かれています。将来的には「室温硬化のプリプレグ」で修理出来るようになれば、機材やエネルギーのコストを抑えられるという点は非常に興味深く思いました。プリプレグは、現状では低温保管が必要で、在庫にする際には注意深く環境管理しなければなりませんが、このあたりがもう少し向上してゆけば、航空機修理はもちろん、成形に携わる企業にとっても大きなメリットになるでしょう。

CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。

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軽量化でコスト削減

ごぶさたしております。新人ですが徐々に仕事も増え、毎日忙しく過ごしております。

さて、今日は「軽量化でコスト削減」のお話です。

CFRPの軽量化は、機械的なメリットばかりを想像することが多いと思いますが、実はそれ以外にも作業性の向上や経費削減に大きな影響を及ぼします。

たとえば、部品据付時に4人がかりで行っていたものが、CFRP製品に替えたことで1人で行えるようになったとします。この場合、3人分の人件費削減につながります。製造コストよりも製品据付コストの方がかかる、という品物にはCFRPで軽量化を検討してみてはいかがでしょうか。

業務用印刷機のローラーをCFRPに替えたことで、複数人で行っていた作業を1人で出来る様になったという記事を読んだことがあります。軽くなったことで動力の省力化にもつながったことはもちろん、作業性も向上したところにCFRPの利点が活かされたといえるでしょう。

CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。

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CFRPが盗まれる?

こんにちは。最近はホームページからのお客様が多くなり、営業部も大忙しです。

さて、金属からCFRPへの切り替えをお考えのお客様は、金属のために設計された図面をそのまま弊社へ持ち込むことが多々あります。今日も、そんな図面のひとつである板の図面を見ていると上司が一言。
「あー、これは盗んでいるんだなー。」

盗む?板が?

上司曰く、例えば金属板の場合はいくつかの穴を開けることで軽量化を図る手法があり、それを「盗む」と言うそうです。(簡単に描くとこんな感じ↓)

では、材料を金属からCFRPに切り替えて同じ加工をするかというと、CFRP自体はもともと軽いので「盗んで」軽量化する必要がない場合もあります。強度の点から考えても、板に穴を開けるということは繊維を切る事なので、性能が落ちる可能性もあり、その点は設計時に十分な検討が必要です。

CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。

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弊社の特製CFRP名刺ケース

こんにちは、ACM営業部の本田です。
今日も弊社には何組ものお客様が訪問して下さり、弊社が常に大切にしている「お客様との直接会話」をたくさんさせていただきました。なかでも、「ブログを書いている方ですか?」と声をかけていただいたときは、大変嬉しく思いました。この小さなブログも貴重な読者様に支えられて、ぽつりぽつりと更新していきますので、これからもよろしくお願いいたします。

さて、今日は「弊社の特製CFRP名刺ケース」のお話です。

弊社営業部と直接お話された方はお気づきかと思いますが、弊社では社員がCFRP製の名刺ケースを持っています。今日のお客様とも話題に上りましたが、実はそれぞれの形や表面処理が少しずつ異なります。今日はそのうちのひとつを特別に公開します。

ちなみに私の持っている名刺ケースはこれとは違う形で、研修中に私自身が先輩に教えてもらいながら、成形から加工まで携わりました。どんな出来栄えかは、お会いしたときにお見せしますので、ぜひ一声お掛け下さい!

残念ながらこの名刺ケースは現在のところ非売品です。ただ、お客様からの熱烈なリクエストがあれば、弊社としても前向きに検討していきたいと思います。

CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。

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ミルクレープから考える積層設計

こんにちは。6月の雨は憂鬱ですね。
以前紹介した弊社の花壇にあったヒマワリは、何者かによって幾度となくほじくられており、このままでは全滅してしまう・・・ということで、今日は花へも人へも面倒見のよい弊社社員が休日出勤をして、原因究明をしております。

さて、今日は「ミルクレープから考える積層設計」というお話です。

CFRPといっても、実はたくさんの種類があります。それは、外観や厚みが同じ板同士であっても、プリプレグの種類や重ね方によって、製品の機械的性質が異なってくるということです(参照:CFRPとは?)。

ミルクレープを想像して下さい。ミルクレープは、クレープとクレープの間にクリームや果物を入れ、それを重ねたケーキです。同じ厚みでも、クレープの質やクリームの質によっても味や口当たりが変わり、それは好みに応じて作るわけです。

CFRPはそれに似ています。つまり、同じ寸法の板を作るにしても、一方向の引っ張る力に対して強くしたいのか、曲げやねじれに強くしたいのか、はたまた大きくひずんでもいいから弾性を維持したいのか・・・というユーザーの要求に合わせて使うプリプレグを選定する必要があるのです。

プリプレグには、方向性のあるものや、プリプレグを構成する糸の強度によってグレードがあり、それが製品の機械的性質、そして価格に影響を与えてきます。したがって、お客様にとって必要な製品の機械的性質とコストを考慮しながら、最適な提案をさせていただくのが弊社の「積層設計」の役割です。

CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。

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超軽量だけじゃないCFRPの特長

ACM本社のお隣にはびわの木があります。
本社花壇には、今のところ食べられるものを育てていないので、
お隣さんをちょっと羨ましく思ったり。。。

さて、今日は「超軽量だけじゃないCFRPの特長」のお話です。

軽さで注目を浴びることの多いCFRPですが、その他にも多くのメリットがあります。例えば、

寸法安定性:熱膨張係数が小さいため、温度変化による寸法の狂いも小さい

ことは、金属部品からの切り替えを検討されるお客様にとって大きな利点となります。

また、CFRPは非磁性体であり、電磁誘導を利用した動力発生部分を妨げない部品としても採用されています。

各特長を活かした製品例は、その他の製品紹介にもありますので、ぜひご覧下さい。

CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。

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CFRPの特長を活かした照明器具

こんにちは、ACM営業部の本田です。
4月にイタリアで開催された、世界最大級の家具見本市ミラノ・サローネに行かれた方はいますでしょうか。

今日は、「CFRPの特長を活かした照明器具」というお話です。

4月22日~27日まで、イタリアのミラノ・サローネと同時期に、トリエンナーレ美術館ではTOKYO FIBER ’09 SENSEWARE展(ディレクター:原研哉氏)が開催されていました。日本の人工繊維を用いた斬新な提案で埋め尽くされた会場では、3万人以上の観客動員数を記録し、連日大盛況だったようです。

弊社は青木淳氏デザインの照明器具の設計・製作をお手伝いいたしました。長さ6m、片持ち梁の超ロングアーム照明器具が、たわむことなく真っ直ぐとした姿勢を保てる理由は、CFRPの特長にあります。軽量・高剛性のCFRPは、肉厚わずか数mmであっても折れることなく自重を支えることが出来ます。

(photos: voile)

航空宇宙関連やスポーツ用途、そして産業部品の分野で目にすることの多いCFRPですが、このイベントで建築業界の方々からも注目を集め、今後の展開がますます楽しみです。

CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。

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身近なCFRP製品 登山編

お久しぶりです、ACM営業部の本田です。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。

今日は、「身近なCFRP製品 登山編」というお話です。

この連休中、ACM登山クラブ(まだ正式名称はありませんが・・・)では、
神奈川県の大山を登りました。
天候にも恵まれたせいか、当日はたくさんの登山客で混雑しており、
入社して初の登山クラブ参加の私は、少々圧倒されてしまいました。

さて、登山に必要なものといえばステッキ・ストックですが、
弊社登山クラブではやはりCFRP製が一番人気です。
CFRPの比重はアルミの約60%しかないので、
実際品物を手にするとその軽さは明らかです。
軽量なCFRP製ステッキ・ストックは、
荷物を出来るだけ軽くしたい登山の際にはとても助かります。

このように、「軽い」という点はCFRP製品最大の特長のひとつですが、
CFRPはそのほかにも様々な利点があります。
詳しくはACMの製品紹介ページをご覧下さい。

CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。

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