こんにちは。先日横浜の大黒ふ頭にてMr.ETCを見つけました。歩道の中央で堂々と立っていたので、何となく写真を撮ってしまいました。特に記事とも関係ないのですが、とりあえず記念に載せてみます。
さて今日は、「世界No.1であること」というお話です。
今年も様々なお客様と日々お会いしております。とにかくCFRPを使ってみたいという熱意ある方が多く、素材の良さを理解していただいているようでこちらも大変嬉しく思います。
ここ最近で私が特に印象に残ったのは、ある方が「世界2位ではダメなんです。世界1位でないと意味がないんです。」と開発に対して大変強い思いを口にされたことです。素材へのあくなき探究心で、まだ誰も作ったことのないものに挑戦したい、新しいことを提案したい・・・ものづくりを真剣に考え、自信がないとなかなか言えない言葉ではないでしょうか。
CFRPは、これまでの材料では成し得なかった形状とすることで、軽量化だけに留まらず、その製品に要求される固有の性能向上につながる可能性を大いに持っております。先見の明を持ったお客様のご期待に応えられるよう、私たちも日々努力いたしますので、CFRPに少しでもご興味のある方はぜひ一度ご相談下さい。
炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
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CFRP 加工」のエーシーエム
大変ごぶさたしております。ここ1週間ほど、ACMの製品は東京の各所で皆様にお会いしております。
というわけで今日は、「DESIGNTIDE TOKYO 2010」というお話です。
10/30(土)~11/3(水)まで、東京ミッドタウンにて「DESIGNTIDE TOKYO 2010」が開催されています。ACMは建築家のemmanuelle moureaux(エマニュエル・ムホー)さんの作品である「eda」の製作をお手伝いしました。
会場では、繊細ながら迫力のある展示がひときわ目立っていました。
約2000個のedaを組み合わせて作られているこの展示、使われているパイプは内径1mm、外径2mmの細いCFRPパイプです。
軽くて強いCFRPですが、木とも金属とも異なる質感がまたこの作品にぴったりだったようです。
edaは明日11/3(水)までの展示です。ぜひ東京六本木のミッドタウンまで足をお運び下さい。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
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ごぶさたしております。最近はおかげさまで仕事も立て込んでおり、ブログの更新が滞っております。それを見かねてからか、今日は工場からネタを提供してもらいましたので、それを書こうと思います。
というわけで今日は、「続々登場CFRPグッズ」というお話です。
これは何でしょう?
ヒントはこちら。
もうわかりましたか?
そうです、シガレットケースです!
工場で社員が個人的に作ったところ、どうやら評判になり、今では社内で追加注文が相次いでいるという噂です。今のところ非売品ですが、「欲しい!」という声が多数あれば、前向きに検討するかもしれません・・・。
ちなみにこれはタバコの箱にはめて使います。背中に蝶番はついていませんのであしからず。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
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こんにちは。今日はACMにとって、とても嬉しいニュースが届きました。世界での快挙と言えるべきニュースですので、皆さんに早くお知らせしたいのですが、残念ながらもう少しだけお待ち下さい。
さて今日は、「よくある炭素繊維に関する誤解」というお話です。
先日、炭素繊維に関して「最近は宇宙開発の分野でも応用されている」と書かれた記事を見かけました。
最近・・・?
炭素繊維の商業生産は1970年代から既に始まっており、釣竿や航空宇宙分野には採用されていました。つまり、商業利用が可能になってからだけでも40年近くの歴史があります。「最近」というよりは「昔から」の方がしっくりくるように思います。
鉄などに比べればまだまだ新しい素材なのかもしれませんが、何十年も歴史があることですし、そろそろ「最近の材料」というイメージを抜け出し、周知の材料となることを期待したいです。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
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こんにちは。今朝はアサガオがたくさん花を咲かせていました。そのとき写真を撮ればよかったのですが、昼に見に行ったら案の定既にしぼんでおりました・・・残念。
さて今日は、「空飛ばない円盤」のお話です。
源さんのブログが約4ヵ月半ぶりの更新です。この前工場で製作していた製品の話で、私もブログに載せたいなー、と思っていたのですが、どうやら先を越されてしまいました。普段なかなか見ることの出来ない写真だと思うので、ぜひご覧下さい。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
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こんにちは。今日も暑いですね。
さて今日は、「業界用語 アンコ編」というお話です。恐らく本ブログ始まって以来初の直筆イラストが登場しますよ。
どの業界にも一般の方が聞くとよくわからない用語があります。「アンコ」はその中のひとつといえるでしょう。
通常アンコといえば、たい焼きなどの中につまっている小豆のペーストを思い浮かべると思います。我々が使うアンコも、中に詰めるという点では似ていますが、残念ながら食べ物ではありません。
工場で使われる「アンコ」は、角パイプなどの空洞部に詰めるブロック状のもののことをさします。アンコを入れることで、薄肉のパイプでも必要な箇所にねじを切る事が出来て、とても便利です。スキンの薄いハニカム板にも同様に使われます。
たい焼きのアンコはぎっしり詰まっていると嬉しいですが、製品に使うアンコは詰め過ぎると重くなってしまうので、必要な箇所だけに詰めることが、軽量なCFRPの良さを生かすポイントです。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
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ごぶさたしております。毎日暑いですね。お昼休みに外を歩いたらセミの声が聞こえて、急に学生たちの夏休みが羨ましくなりました。弊社は来週後半からお盆休みですが、学生の長い休みに比べたらあっという間に終わってしまいそうです。まぁ、学生の夏休みもあっという間に終わるのは変わらないかもしれませんが・・・。
さて今日は、「A-VaRTM法」というお話です。
先日、SAMPE(先端材料技術協会)が主催する技術情報交換会に参加しました。海外の最新複合材情報のほか、講演では東レの吉岡様より「航空機主構造用低コストCFRPの開発」、信州大学の遠藤教授より「カーボン・ナノチューブの応用と成功に向けた安全性」を聴くことが出来ました。
「航空機主構造用低コストCFRPの開発」では、CFRPの力学特性が低いといわれるVaRTM法のデメリットを克服するA-VaRTM法(Advanced VaRTM法)の説明がありました。オートクレーブを使わずに成形することで、低コスト化を図る・・・弊社もオートクレーブを使わずに成形しているので、このあたりは個人的に大変興味のあるところです。
ちなみに弊社では主に真空バッグ法で成形を行っています。「プリプレグを使う=オートクレーブでしか成形出来ない」と思われている方が意外と多いですが、それは正しくありません。真空圧とオーブンでも成形が可能です。詳しくは製造工程をご覧下さい。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
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ごぶさたしております。最近の記事は登山に花壇に自然の話ばっかり・・・!CFRPの話が全然ないじゃないかとお怒りの方がいたらごめんなさい。何はともあれ、話にこだわるよりも、まずはこまめな更新を第一目標にしようと思い直した次第です。
さて今日は「初期不良なし」というお話です。
本日はお取引先の方々との会議がありました。一緒に開発をし、苦労しながらようやく量産へたどり着いた製品に、今のところ初期不良はないそうです。これはとても嬉しいお言葉でした。
CFRPは一般の設計者にとってまだまだ身近でない材料といえます。「使ってみたいけど、どんなものかよくわからないから手が出せない」というのが本音ではないでしょうか。その理解に乏しい材料を使って新規製品を開発、そして量産ともなると大変な労力が必要です。このお取引先の方々は、CFRPの良さを積極的に取り入れ、大変熱心にご検討下さいました。その結果、新規製品にありがちなトラブルもなく、まずは一安心です。
製品不良はなくて当たり前・・・ですが、実際はそう簡単にいきません。人、材料、環境のほんの小さな変化が品質に影響を与えることがあります。特に弊社は手作業の工程も多く、材料を作る段階(成形)から組立まで、人間という不安定な生き物が量産という安定した作業をこなすために、何をすべきで何をすべきでないかを抽出し、引き続き社員一丸となって協力していく必要性を強く感じました。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
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ごぶさたしております。いろいろ書きたいことがたまっているのですが、なかなか時間がとれず、随分と更新に間が空いてしまいました。
さて今日は、「カーボン撥(ばち)」というお話です。
先日ユーフォー様がいらして、三味線と撥を見せていただきました。というのも、ユーフォー様ではカーボン撥を製作しており、弊社ではこのカーボン撥に使われる板の成形・加工に携わっております。
私は三味線も撥も今まで触ったことがなかったので、実物を間近で見られてとても貴重な体験でした。
ユーフォー様によれば、カーボン撥は「硬くて丈夫、虫食いの心配もなく、殆ど減らない」というメリットがあるそうです。
余談ですが、せっかくだから三味線弾かせてもらえばよかったなぁ、と持っただけですっかり満足してしまった自分に後で反省したのでした。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
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弊社へは毎日様々なお客様が来られます。まだまだ修行中の私にとって、お客様のお話を聞くのは大変勉強になります。
というわけで今日は、「インバーとCFRP」というお話です。
今日はインバーについて勉強させていただきました。金属なのに熱膨張率が小さいインバー・・・CFRPも低熱膨張率ですが、スーパーインバーともなるとCFRP以上に熱に対する寸法安定性に優れているようです。
さて、質量を比較すると、インバーの比重はおよそ8に対し、CFRPは1.5~1.7。つまりCFRPはインバーの約1/5の質量です。ヤング率を比較すると、インバーのヤング率は100~150GPaに対し、CFRPは繊維の組み合わせによって200GPa以上(S45Cと同等)も可能です。
CFRPは軽い・強いという面が強調されがちですが、実は熱による寸法の狂いが小さいという良さを、インバーの勉強をしながら改めて推していきたいと思ったのでした。
CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。
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